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  • 05/03/23:11

きのこのっこのこ♪

最近キャンパスでキノコをよく見かけるので
100均のガラスキューブで栽培しています。a8442c78.jpg








f9adda3f.jpg







普段はラップなどを掛けて湿度を保つようにします。
折角きれいなキノコを見つけても
虫に食われているとつまらないのですが
これなら憎き虫も寄り付きません。
更にアルコールにつけるだけで
液浸標本になるというので試してみました。
b345cde7.jpg







標本第一号。
まず50%のアルコールに数時間漬けてから
70%のアルコールに漬けて完成♪
でもいきなり70%に漬けても大丈夫そうです。
cd3cf663.jpg







現在こちらの黄色のキノコを漬けているところです。
9d30fd3f.jpg







しかしこちらの赤いキノコは脱色してしまうみたいです(汗
何かいい方法はないですかね~。
色のついている部分を何かでコーティングするとか?
うーん、いい方法がありましたらぜひ教えてください。
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トキ いきもの大図鑑No.007

No.007 トキ(Nipponia nippon)

近所の川にトキが来ているという情報が
10日ほど前からあったのですが
ようやっとその姿を写真に収めることができました。
blog11.jpg







確かにトキです。
新潟の大学、それも農学部に属しているので
なにかとトキについて触れることが多く
実際佐渡島に行って
ビオトープ造りなんかやったりするのですが
どうにもこの鳥が好きになれません。

まずその理由の1つは顔が怖いことです。
信じられないくらい真っ赤な顔に
ぎょろりとした目が付いているのですが
なんだか血だまりの中から
何かがこっちを見ているように思われて
よく見てしまうと恐怖します。
トキは大変血が濃く、昔沢山いた頃は
朱鷺鍋にして食べたといいますが
鍋が真っ赤になってしますそうで
非常に鉄臭いものだったそうです。
…貧血予防にはいいのかな(^_^;)

次にトキという鳥はなんだかエラそうなんです。
先ほどの写真にはかなり大きく写ってますが
望遠鏡のレンズを通しているので
実際はこblog12.jpgんな感じです。








実習で佐渡に行った時も
わざわざトキセンターまで足を運んだのに
モニター越しに見る、
もしくはスナイパーの如く遠方から
望遠鏡で見るといった具合で
まだ皇族のお方の方が間近で見られそうです。
とにかくとんでもないビップ対応で
かつ遠い存在というような演出がされてるんですよ。

まあ、絶滅危惧なんで仕方ないのかとも思いますが
ここで第3の理由です。第3の理由としては
トキは滅びるべくして滅んだのではってことです。
どうにも水場で餌をとるのに
胸まで水に入ることもできず
また水辺の近くの木に営巣するのですが
人が木を間伐するなどして
空からでも水辺が分かるように整えないと
巣を作る場所も見つけられない鳥のようです。
ね、阿呆でしょ(^_^;)?

もちろん日本にトキがまだいた時の情報ですし
当時はトキは害鳥という
誤った認識がされていたので
ホントかどうかははっきり言えませんが・・・
ただトキという鳥は里山という
水田や畦、雑木林など
人が手を加えた自然に順化した鳥だということで
従来の古き良き農法が維持されないと
暮らしていけないそうです。
佐渡に行った際にビオトープを作った場所は
見渡す限りの藪や林だったのですが
かつては水田だったそうです。
恐らく現在は農業従事者の高齢化により
昔ながらの耕作地が放棄され
機械と薬品による新たなシステムが導入された
トキが住めない水田にシフトしているんでしょう。
農業のジレンマですね。

私の地元茨城には日本で2番目に大きな湖
霞ヶ浦、そして北浦があるのですが
ここではアサザという水生の植物を利用して
湖の富栄養化を抑え
100年後にトキが住める環境を目指す
プロジェクトがなされています。
トキは個人的にどうにも好きになれませんが
こうした環境保全の目標や指標となる存在は
大変重要だと思います。
トキが生きてゆけるということは
トキが食料とする昆虫やカニ、魚やカエルなどが
たくさんいる環境ってことですからね。
トキを自然に返すということは
トキをピラミッドの頂点に据える
食物連鎖の底辺から
すべてを保全することになるんです。

長くなりました。以上で終わりにしますが
内容の多くは伝聞なので
間違いなどありましたらすみません。

キムネクマバチ いきもの大図鑑No.005~006

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No.oo5 キムネクマバチ(Xylocopa appendiculata circumvolans)
フジの花房を行ったり来たりしてる
なかなか大きな体のハチです。
ブーンって羽音も知らない人には
迫力があるようで怖いハチだと思ってる方もいるのでは?
実際はかなりおとなしく
人を刺すようなことはほぼありません。
と言うより人に興味が全くなさげです。
このクマバチは体に対して羽が小さ過ぎる為
長年航空力学的に飛べるはずがないとされていました。
もちろん、このハチは飛べます。
飛べないはずなのに飛べる、
不可能を可能にするいきものとして
シンボル的な扱いを受けることもあります。
「飛べないことを知らないから、
 飛べると信じているから飛べるんだ」
などと洒落た言い回しをされることもあります。
ちょっと臭いんですが、こういうの好きです(笑
現在はレイノルズの法則という考え方で
クマバチが飛べることはちゃんと証明されています。
これは羽を体の上下で打ち合わせる際に乱気流を生じ、
進行方向と逆方向に働く抵抗が少なくなるとしたものです。
物理は苦手なんで間違っていたらすみません。
人類の科学ってすごいなと思う反面
いっそのこと解明されなかったらよかったのに
なんて考えてしまったりもします。
だって「思い込みの力って、信じるってすごいんだ」
ってことにしておきたいじゃないですか。

No.006 ノダフジ(Wisteria floribunda)
マメ科の蔓性木本植物で
日本にはこのノダフジとヤマフジの
2種類の固有種があって
それぞれ蔓の巻く向きが逆になります。
ノダフジは花房がヤマフジよりも長く
名所になっている多くはノダフジだと思われます。
今はもう既に豆果が大きくなってきています。
なんでも食べられるとか・・・
これは試してみるしかありませんね(^^)

ノイバラ いきもの大図鑑No.002~004

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  No.002 ノイバラ(Rosa multiflora)
バラ科の野生種で、沖縄を除くあちらこちらで見られます。
私が空で学名を言える数少ないいきものだったりします(笑
あとはヒトとイネとラマとゴリラなんですけどね。
まあ、それは追々。
漢字で書くと野茨、私の故郷いばらきの茨でして
なんだか昔から親しみのある植物です。
県花もバラと定められていますしね(^^)
バラは実にバリエーション豊富な園芸品種が出回り
庭先などでも美しい花を見ることができますが
元を辿るとこのノイバラを含むたった8種類の
野生種からすべてが掛け合わせで創作されたとか。

  No.003 カナヘビ(Takydromus tachydromoides)
ニホントカゲなのかカナヘビなのか大変判断に困りましたが
恐らくはカナヘビだと思います。
ノバラの上で日向ぼっこしているようですね。
しっぽの付け根から色が違うので
ひょっとしたら自切して再生したものかもしれませんね。

blog15.jpg









ピンクの球状の物体がノイバラの葉にくっついてるのが
お分かりになるでしょうか?
風邪薬のCMに出てくるウイルスのモデルのような
ギザギザの突起がいっぱいあります。
これは虫えいと呼ばれるもので、所謂虫こぶです。
切断して中を見てみると芋虫状の幼虫が入っていました。
こいつの影響でホルモンバランスが崩れた植物は
変形をおこし、写真の様に不思議な形のこぶを作るのです。
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実は先の写真、まだ他にもいきものが写っていました!
3枚目の写真にココ!!と書き込みを入れた所に
アリが1匹写っていました。という訳で

  No.004 クロヤマアリ(Camponotus Camponotus japonicus)
…普通のアリです(汗
また機会があったら詳しく書きます。

アカクラゲ いきもの大図鑑No.001

N0.001.jpg








アカクラゲ(Chrysaora melanaster)

オキクラゲ科のクラゲで、こいつは刺します。
結構痛いらしく火傷のように腫れ上がるとか(怖
寺泊に春の遠足として赴いた際に
テトラポットの合間に流れ着いたものをすくいあげてきました。
なんでも乾燥した触腕(刺糸?)は風に舞い飛ぶそうで
それが鼻に入るとくしゃみが出ることから
ハクションクラゲなどと呼ばれることもあるとか。
クラゲは綺麗なんで大好きなんですが
やっぱりミズクラゲやタコクラゲみたいたのが
可愛げがあっていいと思います。
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